ライン
まずは30秒でマスター出来るトレンドラインの引き方です。
ライントレードについて
やっとここまで来ました。締めくくりはライントレードです!
ライントレードとは、ライン(線)を使ったトレードのこと。
インジケーターに頼った売買ではなく、自分でラインを引いて売買するのがライントレード。
私はライントレードの中でも「フィボナッチ」を研究し、十数年間教えて来ました。しかし、ラインの項目の最初のページなので、
まずは一番有名な『トレンドライン』について考えてみましょう!
トレンドラインの引き方
- 上昇時なら、安値と安値を結んで線を引く
- 下落時は高値と高値を結んで線を引く
とても単純です。しかし、この単純なラインを引くことが実は、相場状況の判断に役立つ時があります。小難しく考えなくても、最速で引く方法がありますのでご安心ください。
ケーススタディ|トレンドラインを最速で引く方法(MT4)
ケーススタディは、実際のチャートを見て学習するコーナーです。
まずは次の動画で
「早く引けて、後々まで機能する事が多いトレンドラインの引き方」を覚えておきましょう。
音声はありませんので、お気軽に再生して下さい。
※30秒で理解出来ます。
『楽に機能するトレンドラインを引きたい!』という方は、次の動画のようにやってみて下さい。
便利なトレンドラインの引き方
【やり方】天底から引き始め、基本的には2番目の高値安値にピタッと合わせるだけ。
場合によっては「2番底と3番底に毎回引く」のも手です。好きごのみ。
【注意点】tradingviewならマグネット機能をオンにしておきます。MT4ではデフォルトのままでOK。
安値丁度にピタッと合わなければ意味がありません。
また、時間軸を小さくするとラインはずれる事があります。その時は”小さい時間軸の方で”引き直して下さい。その方が正確です。
【ポイント】ラインは延長しておきます。これが、この引き方の肝。
延長しなければその場限りで、正確でもないラインになるでしょう(やってみたら分かる)。
「早く引けて、後々まで機能する事が多いトレンドラインの引き方」がこれですから。
とりあえず、これが出来るだけで十分なので、色々な時間足に当てはめて試してみて下さい。
※極力、大きな時間軸に合わせた方が反応が大きくなります。短期トレードなら4時間足ですね。
トレンドラインは意外に使える!一度引けば後々まで機能する。
次に、ケーススタディとして「トレンドラインを引いたチャート」を見てみましょう。
※普段は小さな時間軸で引くと思いますが、例は週足で表示してあります。
- 値動きが収縮して行く時なのか?
- 拡大して行く時なのか?
トレンドラインを引く時は
どちらの傾向が値動きにあるのかを判別しながら引く事をお勧めします。
拡大して行く時はトレンドが出ている状態。
安値を結んだラインがサポートになって上昇して行くので押し目買いを狙います。
そして、収縮して行くというのは「持ち合いになりそうな値動き」。
ケーススタディ2 三角持ち合いとそのブレイク
三角持ち合いに引くトレンドラインの例として、次のチャートも見てみましょう。
説明は要らないでしょう。
大体こんな感じです。
- 天底から2番目の高値安値に合わせるだけ。
- そしてラインを延長する。
この方法を覚えておきましょう。
今回実際にそうなっているように、結果として3番目4番目5番目の高値安値にも反応するのなら
後々まで売買ポイントになり得る正しいラインだということ。
収縮して行く値動きに引くラインは
「持ち合いを抜けてトレンドが発生する」時の判別にも使えます。
という事で、
トレンドライン。
シンプルかつ、結構使えますよ!という話でした。
トレンドラインのポイント
どこからどう引くべきなのか。つまり「今後の値動きに対しても機能するラインの引き方」を見抜けるかが重要です。
チャートを見た時に『ここにはラインが引けるなあ・・』、と分かるかどうか。
トレンドラインとは何ぞや
つまり、そのラインを割れずに値動きが継続するということ。割れた時はトレンドが崩れる可能性がある。
だから
トレンドラインを割れたところでは売り、トレンドラインに当たってまた跳ねる時には買う。
これが基本的な考え方です。
トレンドラインの引き方(基本)
①下辺と下辺を結ぶ
値動きは上下します。
ある一定のリズムを持って上昇と下落を繰り返す、その下辺と下辺を結ぶのです。
引くこと自体は難しくありません。しかし本当に機能するラインを引くためには経験が要ります。
※また、ラインを引く練習としては「トレンドラインを引いてみる」のはうってつけかも知れません!正しく引けたかどうかの確認もしやすく、シンプルだからです。
②割れてはいけないトレンドラインを探す
まずは明確に何度も反発しているトレンドラインがあるかどうか、探してみましょう。
それが「割れてはいけないトレンドライン」です。
そのラインは他のトレーダーも意識しているラインなので、割れてしまうと利食いの売りが発生します。それであれば、ラインにタッチして上昇したら買えば良いし、割れたなら売りを狙えます。簡単なこのポイントを見逃さないためにも探してみる価値はあります。
③次のレベルは「毎回同じところに引く」というパターン化
常にラインを引く位置を決めておくと、迷わず引けるのと同時に経験値も上がって来ます。
やみくもに引くのではなく同じパターンを繰り返していると、また次にラインに接触した時の対処が次第に上手くなります。
【まとめ】このどちらを選ぶ。あなたはどっち?
- これまで何度も跳ねたトレンドラインを探す
- 毎回同じところにトレンドラインを引く
私は後者をお勧めします。
毎回決まったところにラインを引くメリット
毎回同じパターンでラインを引くメリットはどのようなものでしょうか。
これまでに何度も反発したことを確認してからエントリーしたら、あなたのエントリーは4回目5回目なのかも知れません。
そんなに遅い段階で買ってもダマシになって下落するかも知れませんよね(笑)?
つまり、誰かが美味しい思いをした後で参入するため、遅い。下手したら、あなたが最後のババを引いてしまいます。
私の場合、毎回同じように、その後も機能し続けるラインを引きます。
もちろんフィボナッチトレードの専門家なので、引くラインはトレンドラインではなくフィボナッチですが。
【おまけ】トレンドラインの売買ポイント例
こういうことは本来は実戦の中で知っていくものですが、1つだけ。
トレンドラインでも掴めるシンプルな簡単な売買ポイントを一つご紹介しておきます。
買いの時は「3つ目の高値切り上げで買う」だけ。簡単ですよね?(笑)
ただ、このパターンは多いですよ。覚えておいて損はありません。
やり方はシンプル!
- 高値と次の高値を結んで3つ目の高値が来るのを待つ
- そのラインを越えて行かなければ売る
- 損切り位置は一つ前の高値か、最高値
一度検証してみて下さい。
実際のチャートでの売買例
天井から順に高値と高値を結んだトレンドラインを引きます。
下の写真を見てみて下さい。
下落時、3回目の抵抗線に当たった時は下落する傾向にあります。
もっと正確なトレンドラインはギャンファン。
本当のトレンドラインは『ギャン』だとも言われます。→ギャンについて
ギャンファンについてはまた後から説明しますが、まず次の項目でフィボナッチについても知っておいて下さい。
というより、フィボナッチを知らないのであれば「相当やばい!」と思ってもらって間違いありません。
このサイトへ来てよかったですね。(笑)
スリースタータードットジェーピーでは、10年以上フィボナッチとギャンを専門に教えて来ました。
→次はこちらフィボナッチの引き方