フィボナッチの引き方[基本]
このページではフィボナッチの引き方や考え方の基本、数値、理屈を学べます。
フィボナッチの引き方。まずは数値を覚えよう!
トレードでよく使われるフィボナッチリトレースメントは、
天井と底の両極を点として結ぶ(これが0と1)ことで次の数値を算出してくれるものです。
- 0
- 0.236
- 0.382
- 0.500
- 0.618
- 0.764
- 1
- 1.618
- 2.618
- 4.236
まずは、この数値を覚えておきましょう。
まだ沢山ありますが、初めて使うのであればこのくらい覚えておけばとりあえず問題ありません。
どんなチャート形状の時に幾らが押し目になるか?が重要!
数値だけなら調べたら誰でも分かります。私も幾つかの数値を教えたように。(全てではありませんが)
しかし、値動きとフィボナッチとの関連性を知ることが重要です。
つまり「どんなシーンで、どうやって活用するのか?」を考えておくべきであり、数値を知っているだけでは駄目だということですね。
フィボナッチの活用方法について考えてみましょう!
フィボナッチは任せなさい(笑)
スリースタータードットジェーピーを運営する私大野は、フィボナッチトレーディングを2012年から教えて来ました。
著書も2冊あり、10年以上の研究結果がご好評を頂いています。
これまでフィボナッチについて研究を重ねて、また研究して・・研究しました(笑)。フィボナッチに魅せられた私が、今度はあなたをフィボナッチの虜にしてみせます。
フィボナッチは黄金律で自然界の摂理?しかしトレードには全く関係ない。
フィボナッチはよく、このように言われることがあります。
フィボナッチ数列は黄金律に当てはまる数字の羅列であり、黄金律によって算出されたその数値はまさに芸術☆
いわゆる自然が生み出す芸術。最も自然な形に見える比率。建物の寸法や、ノートの縦横の長さA4用紙の比率なども黄金律。葉っぱの数も黄金律だったりする。
人間から見て一番親しみやすく、自然に思える、”美しいと思える比率”だから黄金律があらゆるところで採用されている。
しかし、トレードの世界のフィボナッチでは、黄金律がどうとか、葉っぱの数がどうとか・・。これらは全く関係ありません。
重要な点は、力のあるトレーダーがこのツールを使用していること。だから、その値位置で反発し、その目標値で反落します。
誰かが買うから反転上昇する。それだけです。
そしてその誰かが買っているのが、フィボナッチの値位置だということ。
フィボナッチ数列を言えなきゃダメ?
実は「フィボナッチ」とは中世イタリアの数学者の名前です。フィボナッチ数列は有名ですよね。
しかし、トレードの世界でのフィボナッチとは『ライン』のことを言います。
フィボナッチの比率を使ったラインのこと。
チャートで機能する比率・割合は決まっているので
フィボナッチ数列ではなく、トレードで使うフィボナッチの割合を覚えて下さい。
0.764という数値はフィボナッチではないので数学的に使わない、と話す数学者もいますが実際のトレード(現場)においては使うべきです。理由は明快。それが無ければ売買チャンスを一つ失うから。
この1円にもならない黄金律とか数列の話は本当にどうでも良いです(笑)。
あなたがトレーダーなら、相場においてのフィボナッチの話をしましょう!
フィボナッチは簡単に相場を読むための秘密兵器。
なぜなら天底はフィボナッチの値位置で反転する事が多いから。
トレンド途中の押し目買いポイントもフィボナッチの数値になる事が多いです。
事実としてフィボナッチの値位置で反転するのなら「トレンドの反転や押し目はフィボナッチを使う逆張りトレーダーによって作られている」と言っても過言ではないでしょう。
フィボナッチは逆張りに適したツールです。
簡単に押し目買いをする方法は何か?
(笑)それこそがフィボナッチです。
押し目買いでは「どこまで下落するのか」を見定める必要がありますが、次の2つで押し目買いポイントを掴む事が出来ます。
- 下落目標値(どこまで下落するか)
- 上昇の値幅に対しての一定の戻りの割合(何割戻ったか)
なお、私は押し目買いも「逆張り」だと考えています。一旦の下落に対して買い向かうのが押し目買いなので。
つまり、天底も押し目買いも逆張りであり、フィボナッチでどちらも買えます。
相場においてフィボナッチとは?
不思議と、その数値その値位置に値動きが集中してしまうのがフィボナッチの魅力です。
天井の値位置、大底の値位置、押し目の値位置、戻り売るべき値位置。
全てフィボナッチで割り出せます。
これには最初、とてもびっくりされると思います。
どこにびっくりするかというと、『当たりすぎる事』。
会員様から驚きの声が寄せられすぎていることに、私はびっくりしていますが。(笑)→お客様の声へ
本当のフィボナッチトレーディングのやり方を知ったら、あなたもびっくりするはず。もちろん無料公開出来る範囲内では、ごく一般的な使い方しか教えていません。その点は予めご容赦下さい。
ワンポイント動画 フィボナッチのプロが語る、プチ講座
※本気のフィボナッチ講座は沢山あります。ご興味があれば動画コース一覧へ
ケーススタディ フィボナッチによる売買手法
「38.2%の反発」から順番に、フィボナッチの使い方を幾つか見て行きましょう。
38.2の押し目買いは基本中の基本!必ず覚えておこう。
上昇した相場が一旦戻って再度上昇する時、トレーダーは何を根拠に買って行くのでしょう?
フィボナッチを使うトレーダーなら、38.2%(3割戻し)で買うことは全員が知っています。
「38.2%で跳ねる事が多い」という事実を知らないと、この図の押し目では買えません。知っていれば指値でも買える。
3割戻しが機能するシーンは次のような場面
主に、この3つのシーンで使用して下さい。
使うと火傷するのは次のシーン
底値圏ではまだ勢いがありません。そして勢いが無い時は、3割戻しで止まるとも限らない。つまり押しが深~くなることが多いので、少し様子を見た方が良いでしょう。
※天底ではもっと深い押し(7割戻し)を狙います。
トレンドの終盤では勢いしかありませんが(笑)、反転するタイミングならそのまま安値を割れてトレンド転換します。買いが続かないので「高値掴み」になってしまう可能性があるということです。
※トレンドの転換と利食いタイミングに気を付ければ終盤でも使えることがあります。
38.2%での買いが一番成功しやすいのが上昇トレンドの中盤以降!
トレンドの序盤でベーシング(土台作りという意味)が終わり、トレンドに傾きが出て来たら
それが中盤です。
※ベーシングは底値圏での持ち合いのようなもの。分かりにくければ前のページ「ライン」のチャートをご覧下さい
徐々に値上がりするトレンドの中盤では
高値越えで飛び付いたトレーダーを振り落とすように下落する値動きがあります。
その下落から再度反発するポイントの一つ。それがこの「38.2%」です。
※上に載せたチャートを見るとイメージしやすい
まずはこれだけでも出来るようになれば、トレンドの途中から美味しい値動きを取れるようになるでしょう。
ケーススタディ2 フィボナッチをエリアで捉える
フィボナッチのエリアで捉えるという考え方があります。
これは私が考案した【エリアトレーディング】という考え方。
簡単に言えば、フィボナッチを一つの数値として考えるのではなく「●●~〇〇」というエリアで認識します。
※エリアトレーディングについて詳しくは「フィボナッチ大事典」をご覧下さい。当サイトにも基本的な手法は全てまとめてあります。参考ページ;フィボナッチ大事典とは
目立った高値安値が出来た時や大きな時間軸でよく機能する考え方が、持ち合い認識のこのエリアです。
高値安値を抜けたら、ダウ理論ではどうなるのか?
ダウ理論では高値安値を切り上げているならアップトレンド。
高値安値を「切り上げも切り下げもしなければ持ち合い」でした。※ダウ理論の項目はこちら
では高値安値の間に位置しているのなら、持ち合いですね。
そう。
アップトレンドになるか、ダウントレンドになるか。
この2つがあります。
上のチャートではアップトレンドになっています。
持ち合いを抜けたことが確実になったら買います。
つまり上のチャートではフィボナッチのエリアを抜けたので買われているのです。
これを0.764または0.236と言います。
0.764は逆から引けば0.236。
(ページの上「フィボナッチ数列」のところに書いた、0.764が必要な理由ですね)
※『上下どちらに引くか?』と、こだわりを見せる書き込みを見かけたことがありますが、「どちらでも良い」というのが正解。
これが出来るフィボナッチトレーダーは持ち合いでも勝てるし、持ち合い抜けでも勝てます。
持ち合いでの戦い方や持ち合い抜けの入り方などは、よろしければご自身で研究してみて下さい。
今の話で十分なヒントは与えられたと考えています。
いや、全然わからんし
いや、全然わからん。(笑)
という方は動画で説明していますのでご覧下さい。
フィボナッチの動画解説
まだイメージが湧かないという方や 『フィボナッチってなんなんだ!?役立つのか!?勝てるのか!?あ゛~!!』とご理解に苦しまれた方など(笑)には、動画で解説してあります。
フィボナッチと言っても実際は色々あるという事がお分かり頂けたでしょう。
しかし、まだトレード基本講座なので上の説明程度に留めておきます。基本だけでも覚えておいて下さい。
FIBO&GANNライントレードマニュアルとは?
10年間で教えて来たフィボナッチとギャンのライントレード手法をまとめたものです。※上に載せたものは全て入っている
お疲れ様でした。
→次はこちらギャンについて