基本-最初の登竜門 – デモトレードの始め方・チャートシステム選び

トレードを始めるための、誰もがくぐった門

  • この記事ではデモトレードやチャート分析の始め方を学べます
  • 証券会社選び→チャートシステムを覚える→デモトレードをする→トレード日記を付ける」という流れ

最初の項「登竜門」は『トレードを何から始めたらいいのか分からない』という方のために書いていますが、長年続けている方でも全て出来ている人は少ないかも?

それでは本編スタート!


チャート分析から始めよう

デモトレード用の口座でチャート分析から始めよう

【ルーティーンとして】毎日相場をチェックする。

何から始めたら良いのかわからない方はまず、チャート分析です。デモトレード用の口座でも問題ありません。

まずは、チャートをとにかく見る。

  • 何時にどう動いたか、何日にどう動いたか(状況)
  • そして、なぜ動いたか(背景)
  • どこを目指しているか(上昇目標)
  • 目標を達成した後でどうなったか?

それを考えることです。ひたすら毎日これをやってください。

週末であろうとも、過去のチャートは見られます。であれば、週末も見てください。

動いていない時こそ、冷静に分析することが出来ます。

『一日でも相場から離れたら、勘を取り戻すのに時間が掛かった‥』というのはよくある話です。

相場は意味もなく動いているわけではありません。何かしらの背景・上昇する理由がある。

上か下か?ではなく、「どこからどこへ、なぜ動いたか?」まで理解しましょう。

ただし、チャート分析をする以前の問題として「そのチャートシステムは大丈夫ですか?」という問題があります。
また、「トレード日記は付けているか」「自分のトレードルールを持っているか」についても考えておく必要があります。
次の5ステップが出来ているか?を確認してみてください。※トレードルールについてはページの最後で!

【大前提】実際の売買を始める前にやっておくべきこと

  1. まずは証券会社に口座を開設し、
  2. チャートシステムを理解する。
  3. デモトレードをして、
  4. 売買日記を付ける。
  5. 実際の売買を少額から始める。

それでは1番から順にご説明します!!

※分かっているという方は流し読みしてください。基礎中の基礎から始めている講座です。


デモトレードで自分の特性と勝ちパターンを見つける

①証券口座を開く

デモトレード用の口座はどこの証券会社でも開けます。

証券会社選びで困った場合に、次のタブを開いて読んでください。

証券会社の比較

証券会社について

今は海外FXが主流。ただ、安全志向の方は国内業者を使います。

国内 面倒なのが嫌なら日本で揃える。

  1. 投資信託や個別株もFXもCFDもワンストップの楽天証券はオススメ。
  2. クリック証券ではCFDで米国株を取引出来る。株価指数の持ち越し手数料が無い。

海外 FXとCFDメインなら海外FXで問題ないでしょう。

  1. XMにはドルインデックスや先物もあり、バランス良し。500~1000倍。
  2. CFDのハイレバならTitanFX。500~1000倍。
  3. AXIORYは約定力・ゼロスリップページがウリ。1000~2000倍。

※一例です。海外FX口座は沢山あるので探してみてください。


メリットデメリットはどの会社にもありますので、よく考えた上でご自身の答えを見つけてくださいね。

FXとCFDのポイント

FXのスワップ金利やCFDのオーバーナイト金利は無料のところもある!

CFDのデメリットである長期保有コストがほぼ無い証券口座を使えば、
投資信託の10倍のコストパフォーマンスが手数料無しで得られます。

FXでスワップポイントがマイナス方向へポジションを持つ時(ドル円の売りなど)は
スワップ無しの口座でないと、長期間保有する事が難しいでしょう。

クリック証券

■FXとCFD。他にも株、先物、くりっく365などを取引出来る。 

■スリップしにくい。約定力あり。

■MT4は使えないが、スマホアプリが優秀!

クリック証券はCFDやFXの独自のスマートフォンアプリが整っています。

■出金は翌日。スピーディー。

■CFDの取引銘柄が多い。増えた?

アップルなど、米国の個別株CFDも取引出来ます。

※ただし米国株は買いも売りもスワップがマイナスになっている事が多い。

■翌日持ち越しで、スワップポイントなしのCFD商品がある。

※金利調整額…スワップポイントに近いもの。

例えばクリック証券のホームページには次のように記載があります。

また、電話確認済みです。

株式CFDや金スポット、銀スポットなどの銘柄は、金利調整額の受け払いが発生します。

金利調整額(オーバーナイト金利)とは、ポジションを翌営業日に持ち越した場合に生じる金利のことで、CFDのポジションを作る際の対価として生じます。

買いポジションを保有して、翌営業日に持ち越すと金利の支払いが発生するのが一般的です。‐金利調整額(オーバーナイト金利)クリック証券

つまり、株価指数CFDにはオーバーナイト金利がないのです。先物のつなぎチャートなので、時々レートが飛びますがその分の金額は修正されます(価格調整額)。

よって、CFDなのに長期保有したい、という場合にはクリック証券をオススメします。

【比較】

  • 楽天証券ではスワップ分の保有コストが掛かります。
  • XMは先物でスワップなしの保有が最大3か月間可能。 

※状況は変わる事があります

クリック証券まとめ

クリック証券ではFXとCFD、他に個別株やくりっく365なども取引出来ます。

  • 米国個別株CFDが増えたので、CFDの銘柄が豊富。 
  • DD方式で不透明(国内業者の多くが同じ)。
  • ゼロカットシステムなし(国内業者の多くが同じ)。
  • クイック入金で即時入金、出金も翌日以降で早い。
  • FXもCFDもスマホアプリが充実!
  • MT4は使えない。
  • 株価指数の長期保有でレバレッジ10倍は美味しい。
  • スリップページはほぼ無い。
DD方式…Dealing Desk(ディーリング・デスク)。相対取引です。
簡単に言えば(少し違いますが)あなたが得をすれば証券会社は損をする。だから、儲けすぎたらいちゃもんを付けてられて出金拒否や口座解約になる事があり得ます。
※ただしこれはクリック証券の話ではなく、一般的な話。XMでも出金拒否されたという話を聞きますし、先日は海外FXのGEMFOREXが出金拒否&倒産→買収という流れになりました。
(この事例は次のタブに書いてあります)

楽天証券

■業界最速の返金スピード。1分。

楽天銀行の口座に限りますが、これは凄いでしょう。他で聞いた事はありません。

DD方式(Dealing Desk)です。ストップ狩りは覚悟しておいてください。

 楽天証券FXはストップ狩りが得意技。昔、ユーロドルなどで何回も頂きました。

 ■MT4が使えます

MT4口座と楽天証券FXという2つの口座で、長期短期の使い分け可能。

楽天証券のポイント

  1. DD方式で不透明(国内業者の多くが同じ)。
  2. クイック入金で即時入金、楽天銀行なら1分で出金!
  3. CFDをMT4で取引出来る、国内で数少ない会社。
  4. 約定力は弱く、滑りやすい。
  5. 株価指数CFDのスワップはマイナスの事が多い。
  6. 株・NISAなど→FXへ資金移動が一瞬。ワンストップの証券会社。

XM

エックスエムは海外FXで一番有名な会社。

入金はクレジットカードやbitwalletなどになるので面倒で、税制も雑所得&累進課税という扱いなのが海外FX全般(改善される可能性はあり)。その代表格がXMです。

■ボーナスポイント、ロイヤルティプログラムがある。

■レバレッジが大きいので、小資金でも戦える。

10PIPS動いたとしても、1万通貨と30万通貨では全然利益が違いますよね?そういう事です。

■注意点は指標発表時の両建てと、出金拒否。

海外FX全般に言える事ですが、度々出金拒否の問題が報告されています。そして、雇用統計などに買いと売りを2つの口座で持っておいて片方が損切り・片方を伸ばすという売買を禁止している事が多いです。

※レバレッジが大きいので、この戦略がありなら利益を得やすい。
クリック証券のところに書いた相対取引の話と、この出金拒否の詳しい話は
次の「国内か海外か」に書いておきます。

XMのポイント

  • 多くのボーナスポイントをくれる
  • MT4とMT5で取引が出来る
  • FXとCFD間の資金移動はいらない(海外FX全般)
  • レバレッジが888倍→現在1000倍になった

ちなみに日本は2025年時点で、FX 25倍 CFD 10倍のレバレッジ。

XMはずっと888倍がウリでしたが1000倍になりました。※そんなに必要ありませんが。

オススメの証券会社まとめ

  • MT4やMT5を使った海外FXならXMが一番人気
  • 投資信託がメインで、MT4でFXやCFDもやりたいなら楽天証券
  • FXとCFDのトレードなら約定力が高くアプリが使いやすいクリック証券
    (その場合、チャート分析はTradingviewで)

チャート分析システムが優れているという点で。

※Tradingviewのリンクは15ドル分の割引付きです。

※クリック証券の4時間足の起点は世界でポピュラーな時間とは異なる。つまり4時間足の終値でのラインブレイクなどを見誤る。そして、インジケーターやラインツール(フィボナッチなど)の種類や使いやすさ、機能などが劣るため。

あくまでもクリック証券は約定力(スリップしない)と、アプリでのエントリーの素早さが他社に比べて素晴らしいためにオススメしています。

証券会社について2
国内の証券会社は10倍~25倍のレバレッジ。しかし入出金が便利。

国内でCFDをやるには口座をFXとCFDで切り替えなければなりません。

資金に余裕があり、両方に入金してあるという状態ならそれほど不便でもありませんが、
イチイチ資金を移動する場合は不便です。

海外では同じ口座へ入金してあれば、FXとCFDを同時に売買出来ます。

ただし!1ロットのサイズ感が違うので、間違えて枚数を多く買ってしまう事になるというリスクがあります。

「海外FXではFXとCFDの取引口座が同じ」の弊害ですね。


入出金が面倒なのが海外FXです。便利なのが国内業者。

クレジットカードでの入金かbitwallet、または海外送金で入金する事になるでしょう。出金は、利益分が海外送金の出金になるので「入金分だけをクレジットカードに戻す」というような面倒もあります。

日本の証券会社なら、クイック入金で即時反映、翌日までに出金完了。楽天証券なら1分で出金可能(楽天銀行の場合)。

国内のデメリットはレバレッジが低い事です。※法人口座ならレバレッジは大きい。


海外FXは税制面でかなり不利。

  • 日本の証券会社なら一律20.315%(申告分離課税なのでこれが全て)、海外では最大45%(所得税だけで)。※2024年時点
  • 日本なら損が出ても3年間損失を繰り越せる。海外FXは繰り越せない。

国内業者と海外業者では、このようにメリット・デメリットがあります。

どちらのデメリットを不便に感じるか?よく考えてみてください。

出金拒否とボーナスアービトラージの話に注意!

https://www.jannavi.net/column/gemforex.html

GEMFOREXがサービスを停止した理由の1つ目は、ボーナスアービトラージによる被害を受けたことです。

ボーナスアービトラージとは、ある海外FX業者で発生した損失を別の海外FX業者の利益で補う方法です。

GEMFOREXでは、ボーナスアービトラージは規約違反とされています。

しかし2022年中頃から、特定のユーザー集団によって第3者への名義貸しと口座転売、転売した口座を使ったボーナスアービトラージが行われていました。

GEMFOREXの取引はDD方式なため、トレーダーと海外FX業者は利益背反の関係にあります。

つまり、トレーダーが規約違反とされている行為によって勝率を増やし過ぎると、GEMFOREXの損失が非常に大きくなります。

今回の規約違反は計画的かつ組織的に行われていたため、ボーナスアービトラージを利用したトレーダーの勝率が一気に高まりました。

そのため、GEMFOREXの経営が大打撃を受ける結果となりました。

この引用からも分かりますが

上の証券会社選びのところにも書いたように、海外の証券会社はレバレッジが大きすぎるため、

「どちらかで買い、どちらかで売り」という売買をすれば特に指標発表などで勝つ確率が格段に上がります。※これがボーナスアービトラージ

しかしながらこの戦略は海外FXで禁止されている事が多い。悪用されれば会社がつぶれるほどの被害があるからです。つまり、禁止しているところは全て相対取引だという事にもなります。

顧客が儲けたら会社が損をする。だから出金拒否などという事が起こり得ます。

なお、国内では出金拒否は無いかと言えばそうでもありません。前にユーチューバーのひでさんがクリック証券で出金拒否の被害に合われたそうですが、あまり多くは聞かないのが国内の出金拒否話。

事例が多いのは圧倒的に海外FXです。GoogleでもYOUTUBEでも良いので「出金拒否」で検索してみて下さい。ご紹介したXMを始めとしてずらっと出金拒否された!という話が出てくるはずです。

こまめに出金するなどして、被害に合わないように気を付けましょう(どの証券会社を使っても同じ、相対取引・DD方式のところなら)。DD方式…Dealing Desk(ディーリング・デスク)。相対取引です。


②チャートシステムを理解する

FXとCFDを同時に見るメリット

証券会社について3
為替とCFD(株価指数・金・原油など)を同時に見ると、マーケットの流れが分かる。
FXのみを見ていた場合、株価指数が急騰急落しても気が付けずに損失を被る可能性があります。 逆に、CFDを見ていれば為替の値動きも良く分かるようになります。

そのため、FXとCFDの両方を2012年からずっと教えてきました。

 ※CFD…しーえふでぃー。株価指数や商品先物などを売買出来るFXに近い商品。

■株価指数が急落したら、為替はどうなるか?

リスクオフの円高になったりしますよね。

様々な市場を同時に監視する事で、急変に気が付けます。値が動く根本の理由は何か?必ずしもそれは為替ではありません。 

■例えば、為替の値動きが分かりにくい時。

日経平均が一方方向に簡単な値動きをしているのであれば、ドル円も引っ張られやすい(逆もしかり)。

これもCFDとFXを同時に表示させる大きなメリットですね。

■MT4にFXとCFDを同時に表示させて、両方を取引する!

これが海外FXのメジャー。海外FXは多くの場合、1つの口座でFXとCFDを同時に取引出来ます。

どのチャートを使っているか、が今後の成績を大きく左右する。

FXとCFDを同時に表示させて、さらに両方を売買する事が可能なチャートシステム。

それがMT4やMT5です。

  • 海外FXでのMT4MT5
    ※国内だと大抵の場合、「FX← →CFD」の口座切り替えが必要だが海外は必要なし
  • またはTradingview
    ※あらゆる市場を分析出来るので必ずアカウントを持っておいた方が良い
チャート分析と取引は同じ口座である必要はない。
  • チャート分析用に「海外FXの口座(デモで構わない)」と「Tradingview」を用意した方が良いでしょう。
  • 取引自体は税制面と入出金が有利なので国内のFX・CFDをお勧めします。

※私の場合、取引自体は現在クリック証券しか使っていません。


③デモトレードを始める

どこでも良いので、デモ口座を開いたら売買してみる。

これを数か月続けて安定して勝てるようになった時。その時初めて実際のお金を入金してください。

もちろん、その間はトレード手法の勉強を続けます。

この「投資の基礎はタダで学べコース」で丸っと覚えられますので安心してください。

※他のトレーダー以上にね


④売買→トレード日記をつける

売買してみて、どんな時に勝ったのか。どの時が負けたのか。

履歴をダウンロードして、売買結果を付けてください。 

毎日ひたすらそれです。チャート画像もキャプチャしておきましょう。

これを「トレード日記」と言います。
自分のトレードを振り返る事で問題点や改善点を見付ける作業です。

※当コースの動画トレード基礎講座第4話で「トレード日記用エクセルシート」を無料プレゼント中!

どの時に勝てたか?

勝っているシーン負けているシーンを確認することで、
「自分自身の得意なトレードスタイル」や「どんなところでミスをしているのか?」が見えてきます。

  • 自分は逆張りが得意なのか、順張りで長い間待てるのか?
  • 日足が得意なのか、5分足が自分には合うのか?

まずは自分の特性探しです。

自分が何者なのかを理解して初めて、やるべきことが見えてきます。

※資金管理が駄目だと何をやっても上手く行きません。この点も見直せるでしょう。


⑤実際の売買を少額から始める

デモトレードで利益が上がるようになったら、後は同じことを実際の相場でやるだけです。
違いは自分が損するか、得するかという損得勘定が加わる、それだけ。

損をしたくないから頑張ることになりますが、資金は最小の額で入れてください。

取引枚数は1000通貨から始めましょう。※FXの場合。CFDは単位が異なる。

感情が揺れ動きにくくするためです。



負けたら50万円では揺れます。

負けても500円なら揺れません。

デモトレードで勝った時と全く同じことを出来るようになれば、
勝てます。

これが一連のトレーダーとしての最初の登竜門です。

トレードを始める時は、ここを面倒くさがらずに是非くぐってください。


後はトレーニングが必要なだけです。

是非特訓だと思って、素直にやってみてください。

一緒に頑張っていきましょう!

ご不明な所は、いつでもお問い合わせください。


最初の登竜門 まとめ

トレードを始める時は、次の手順で行います。

  1. どこでも良いので口座を開く
  2. デモトレードを始める
  3. チャートを分析する(当たり前ですが週末も!)
  4. トレード日記をつける
  5. 反省を次へ活かしてトレードを改善する
  6. 少額(最小ロット)で実際のトレードを始める

※2のデモか6の小資金で試しながら、3~5を繰り返します。

3番は今現在のチャートだけではなく、過去チャートでも検証作業を行います。

これを「過去検証」と言い、沢山の過去検証をすることがレベルアップへとつながる最短ルートです。

土日は過去検証または手法の研究、トレードルールの検証(検証ソフト)。平日はデモトレード。これを数か月続けるという事です。

是非覚えておいてください。

当たり前の事を書きましたが、出来ていない方が多いですよ。

トレードルールの作り方はこの「投資の基礎はタダで学べコース」の最初にある
「動画トレード基礎講座」で話しました。

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次からいよいよ、チャート分析の話。時間軸とローソク足へ→