時間軸とローソク足 – 自分の時間軸を決める方法2つ
時間軸とローソク足
時間軸というと、
ティック・1分足・5分足・15分足・30分足・1時間足・4時間足・日足・週足など。
【スキャルピング → デイトレード → スイングトレード → ポジショントレード】という名称もあります。
※保有期間に応じた名前(右に行くほど長期)※スキャルピング~ポジショントレードの詳しい話は次の「短期トレードと長期トレード」で。
どの時間軸で取引するかによって、保持する期間が異なります。
- 買ってから30分程度で売ってみたり、あるいは2・3週間も保持してみたりする。
- 同じ商品、同じ通貨ペアで取引したとしても時間軸によって全くの別物になる。
つまり、「短い時間足では下落トレンドでも、
長期足ではアップトレンド」ということが起こり得る。
さて、まずそれをご理解頂けたなら、
ローソク足と時間軸の関係について考えてみましょう。
週足から5分足まで
- 1本の週足の中に5本の日足
- その日足の中に6本の4時間足
- 1本の4時間足の中に4本の1時間足
- その1時間足の中に2本の30分足
- 30分足の中に6本の5分足
何が言いたいかというと、まずは大きな流れがあります。
その中でごちゃごちゃやっているのが小さな足なのですね。当たり前ですが。
では、例えば小さな足、5分足で取引しているとして迷った時はどうしたら良いか?
果たしてここから上げなのか下げなのか。と。
6本の5分足で30分足ですから、30分足をざっと見れば
「今5分足がどの状態にいて、上昇傾向なのか、それとも下落傾向なのか」は一目瞭然です。
たとえ5分足で激しく上下しているように見えたとしても、実は 30分足で見たならただ下落しているだけかもしれません。
傾向を捉えにくければ時間軸を大きくする。
傾向を捉えにくければ時間軸を大きくする。
そうすると、
- 「これはただ下落している中の反発である」
- 「上位足でもう1・2本下落する中に居るけれども、
一つのラインへ達しているので反発を始めている」
ということが一目瞭然に分かる。
5分足では判断しづらかった方向性が見えてくるというわけです。
だったら、後やることは簡単です。
上位足の方向を把握したら、有利な値位置で買うだけ。
上髭で売るか、下髭で買うか。
ただそれだけのことで、何も難しい事ではないですね。
”30分足のローソク足の”上髭で売るか、下髭で買うか。
- 30分足が反転上昇するなら、下髭で買うと良い。
- 次の30分も下落するなら、上髭で売った方が良い。
5分足の売買を例にすればこうなります。
時間軸とローソク足【まとめ】
- 重要な事は、まず『流れ』を掴むこと。
- そして次に『有利な』位置でポジションを持つこと。
流れを掴む(つかむ)ためにはまずは少し大きめの時間軸を参考にすれば良いのです。
何も平均値を出したり、指標を入れなくてもただ下がっていることが分かりますよね?
※指標…インジケーター
相場はどちらかに動くしかない。上がるか下がるか?
簡単そうに見えて獲りにくいのは、上がったり下がったりするからですね?
決して単調な一方方向ではなくてアップダウンを繰り返しながら進みます。そのため、大きな流れを見て
「今の傾向が続くのか。終わるのか。」を考える必要があるのです。
- 上位足の流れが続くのであれば、より優位なポジションを取り値幅を獲りに行く
- トレンドが終わるのであれば、反転するところを正確に見い出し反転の流れを捉える
それが時間軸とローソク足を考える上で一つの重要な観点です。
時間軸を決めよう!
続いて、自分の性格に合った時間軸の決め方です!
自分の時間軸を決める
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(次のページ)「短期トレードと長期トレード」あなたに向いているのはどちらか?
「トレードスタイルを決めよう!」で生活スタイルに合ったトレード手法の決め方について学べます。
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時間軸を決める時に重要視すべきこと
何分足とか、何時間足とか‥
自分に合った時間軸を決める上で重要視すべきことは何でしょう?
①自分自身の性格を考慮する
あなたの性格に合っているかどうか。
いくら長期保有をしたいといっても、おちおち眠れないようでは無理ですね?
短期トレードをしたいと言っても、 せかせかした動きにリアクションが遅れるような反射神経や
ゆったりとした性格では無理です。
そういうことです。
自分に向いていない取引をしていても、どうしても無理が出て来る。
※そのため、短期トレード・長期トレードについても次のページで読んでみてください→「短期トレードと長期トレード」
②生活スタイルを考慮する
そしてもう一つ。
あなたの生活スタイルに合っているのか。
この観点も重要です!
もの凄く短い時間で勝負を付けたいと思う。例えば『1時間以内に勝つ!』とか、
『忙しすぎて、時間はない。集中勝負だ!』という方。
でも、『半日で勝ちたい。仕事行って帰って来たら利益になっているというのが好き。』
というのであれば、5分足ではちょっと短すぎる。
もうちょっと長いスパンで『2・3日で勝負を付けたい!』というのであれば4時間足などになるし、
『1週間で利益確定したい!』となれば4時間足~日足などでも可能です。
結論;トレードは生活に無理のない時間軸を選ぶ
そのように無理のない時間軸を選ぶのも手だと思います。
理想やイメージがあったとしても、※短期トレードがかっこいい!とか(笑)。
ご自身の特性として向いていなければそれは無理なんです。
- まずは、ご自身の性格を見つめ直してみて下さい。
- 「生活スタイルに合っているかどうか?」についてもよく考える必要があります。
※生活スタイルに合うトレード手法については「トレードスタイルを決めよう!」で詳しく説明します。今回は手法ではなく時間軸の話でした。
今回は以上です。
答えがまだ出ていなければ、よく考えておいて下さい。
これが決められるのは、ご自身だけです。
おまけ;そもそもトレードと投資の違いは?
このサイトで話している事は全てトレードの話です。
私自身もトレーダーですし、投資家ではありません。
- 投資は「その企業の未来の価値」に資本を入れて期待するもの
- トレードは「値動き」に期待するもの
利益を確定した後で下がろうが、会社が潰れようがどうでも良い。
※そもそも未来永劫続く会社などありませんし(笑)、あなたが心配する事でもありません。
むしろ、下落するなら空売りをしたら良い。
「今この時、値段が動いて利益が出ればそれで良い」のです。トレーダーなら。
トレードとは、利益を確定する事を目指して行う売買。
積み立て投資(投資信託など)では利益は確定しませんよね?これが違いです。
トレーダーの目指すべきところはここにあります。
- 完璧なエントリー、完璧なエグジットを追求する
- 売買ルールを構築し、売買スタイルを崩さない
エントリーがあればエグジットもある。そして、エグジットの方が難しいですよ。
※この点はトレード基礎講座「エントリーとエグジット」で解説します。
→次は短期トレードと長期トレードについて
