全10話の再生リスト
6 資金管理関連の話 もう一度考えよう!損切り位置と枚数。
6話から少し音声が悪いのですが、ご容赦下さい。優秀なヘッドフォンか豊かな音が出るスピーカー推奨。
損切りは引き付けて!
損切りを置ける位置、つまり損切りに近い位置まで待ってから買うようにすれば
もしも負けた時にも損失が小さく終われます。
枚数は小さく。
小さな枚数なら、大きな損切り幅でもOK。さらにこれが小さな損切り幅であれば(小さな損切り幅で小さな枚数)、損失は限りなく小さくなります。
当たり前の話でごめんなさいね。このシリーズにはこういう話も必要なのです。
買い過ぎてしまう場合・・・。
ここが重要な(そして、少し変わった)話。
引き付けて、リスクリワードが良い値位置で買います。ただ、枚数を失敗すると結局上手くは行きません。買い過ぎてしまう!という事です。
買い過ぎるとコツコツドカンへ繋がります。ミスした時に一気に大きな損失が出ます。
自制心が緩い方へ
どうしても枚数を増やしてしまう!という場合は、資金を一度下ろしましょう。
そうすると、危険な状態では買えません。チャンスと思った時には大体まだ早い!
トレンドが実際に発生してから枚数を増やせば、安全にトレードを続けられます。
チャンスに見えて仕方がない、それがチャートです。なぜなら、
そう見えなければ誰もお金を突っ込まない=損切りになってくれるトレーダーがいないから。
全てのチャンスに飛び込むのではなく、厳選したいところ。
それも慎重に、何段階かに分けて、分割エントリーを心掛けると大損失を避けられるでしょう。
そのための方策です。
資金を3分の1程度にまで減らしておいて、どうしてもという時にだけ投入!
まとめ
- 損切り幅が小さくて済むポイントで買う
- 枚数は小さくしておく
- 上手く行ったら、枚数を増やす
このステップを踏めば、損失は小さくて済みます。
損切り幅が小さいなら大きく買っておきたいですよね(笑)。ただ、チャンスは一度ではないので。後からでも買い増す事は出来ます。
トレードスタイルにはよりますが、「底値圏で買えたのであれば、中間の値位置から買い増す」などの方法も検討してみては如何でしょうか。
今回は以上です。
お読み頂きありがとうございました。
7 トレード手法は何でも良いよ。
何で、トレード手法は何でも良いのか。
この動画を観ると、おそらくこんな疑問が浮かびますよね。無責任かと(笑)。そうじゃないんですよ。
逆に考えて頂くと分かります。どんなトレード手法を使っても、あなたが自分の手で検証しない限り使いこなす事は出来ないのです。使いこなせないのなら、ただ出しているだけ。そのツールが死んでしまいます。
普通の、ごく普通の移動平均線だとしても、誰よりも使いこなしているのなら戦力になります。
だからどんな手法でも良いけど、とにかく「自分で検証して頑張ろうよ」と。そう言いたいわけです。
検証はどうやるの?
検証作業は、まず
トレード手法作りから始まります。
トレード手法はどんなシーンで機能するのかを確認する事から始まります。天底、持ち合い、トレンド。大きくこの3つに分けて考える事を推奨しています。
持ち合いで機能するトレード手法はトレンド途中では機能しません。ただ、持ち合い用のトレード手法もなければ、この先結構厳しい戦いを強いられます。
天底用のトレード手法が無ければ、天底は取れません。例えば、移動平均線で買っていても、どこで下落してくるのかは決して、決して、決して分からないでしょう。ただフィボナッチを使うのなら一発で分かります。
トレンド用のトレード手法があれば、大きな利益が期待出来ます。最初はこのトレード手法を考えてみては如何でしょうか。持ち合いを抜けて大きな傾きが出た時だけにトレードするとか、そういった工夫が必要になりますが、トレンド中だけにポジションを持てるのであれば最高ですよね。
トレードルール
次はトレードルールです。
トレード手法のままではまだ足りません。次にパフォーマンスをデータで出して、あなたの大切なお金を使って良いのか?を確かめる必要があります。
基本的にトレーダーは皆、無駄な自信があります(笑)。ド素人のくせに、無駄に自分は上手いと思っていませんか?
しかし、検証ソフトで実際に試してみるとどうでしょう。本当にあなたのトレード手法は最高のパフォーマンスなのですか?
- 勝率と、リスクリワードはどうか。
- ドローダウンはどの位か。
- プロフィットファクターはプラスか。
早めに利食いしておいた方が勝率は上がります。しかし手法によっては勝率が下がっても利食いを伸ばした方が良い事もあります。勝率を上げるか、利幅を伸ばすか。大きく分けてこのどちらを重視すべきかを判断しましょう。
小額から始める
全財産ぶっこむのは論外。何だったら10万円とか、その位で始めましょう。
一枚くらいしか買えないでしょうが、その状態で勝てない事が分かったら、100万円でやらなくて良かった!と心から思うでしょう。もしも1か月後、その10万円を溶かしてしまったら・・・。
小額トレードかデモトレード。ここから始めて上手く行ったものだけを採用する。これが鉄則です。焦らずにやって行きましょう!
まとめ
どんなトレード手法でも、検証なしには成り立ちません。私はフィボナッチを使う事を推奨しますが、何ならインジケーターだけのトレードでも構いませんので、検証して下さい。
- どういう傾向が見られた時は勝率が下がり、どのシーンでは勝てるのか。自分の手法が有利に働くシーンを判別出来るだけでも勝率は上がります。
- 機能するトレード手法を編み出したら、トレードルールにします。トレードルールでは厳密なデータに基づいて、戦力になりそうかどうかを見て行きます。大抵はこの時に、改善すべき点が見つかるはずなのですが・・・。
- 最後は少額かデモで始めて、上手く行ったら(勝てると実感したら)、少しずつ金額を増やして行きます。
大体こんな感じです。
面倒ですが、時間も掛かりますが、この位の余裕は欲しいですよね。(笑)
今日明日稼ぎたい!というのは土台無理というもの。儲けたい!と思った分だけ損すると思いますよ。
だって勝利が確定していない、ただのギャンブルだから。
データに基づいた勝利を掴みましょう!
8 Q&A
Q;移動平均線は使うべきでしょうか。
A;当たり前でしょう。
移動平均線では傾向が分かります。方向性を何で掴むのか?という点について、他のセオリーを持っていれば無くても良いですが、持っていないのなら使っておいた方が無難です。
ちなみに、私の手法では移動平均線無しで全然問題ありません。その日の方向性を明確に表す、内包するローソク足が方向性を示してくれるからです。
トレンドの話で少し説明しました。トレンドには4つ認識方法があり、ダウ理論と内包するローソク足、終値の方向(これが移動平均線)と陽線の数。
Q;フィボナッチは使うべき?
A;当たり前でしょう。
順張りは移動平均線。逆張りはフィボナッチ。
それが王道です。
例えば、3割戻しで買う。ただそれだけで勝てるのに、他に何を見て押し目買いしようと思っているのでしょうか(笑)。
オシレーターとか、(笑)無駄なのでやめましょう。
昔、RCIとかCCIとか、色々研究しましたが、結局これではないよね・・・。という結論に達したのでこのようにお話しています。そんなの誰も見ていませんよ。
Q;どうやってFXの勉強をしたら良いでしょうか?
A;本を読みましょう。
最初は本屋に行って、出来る限り基本となるツールの使い方や経済について沢山書いてある本を買ってみて下さい。
動画だと流し見して後で何も残らない!という事もあります。本は時間を掛けて読むので、頭に残りやすく、何度も繰り返して読めます。動画を5回観るのは辛いですよね。本は大事なところだけを見返せます。さらに本棚にずっと残ります。これがあなたの教科書になります。
動画で勉強するのはその後。
具体例と実例を動くチャートで学べます。
しかし、最初から動画で特にYOUTUBEで勉強すると、かなり微妙。個々の考え方だからです。しかも次から次へ、うわべばかりのご機嫌取りトークが続きます。
それが正しいのかどうかさえ判別出来ない状態で、無駄な知識を入れても言葉通り無駄です。
自分のベースとなる知識が要ります
それは経済の基礎であり、トレードの基礎。チャートの基礎。
理論を整理して、頭の中に構築する。その後で、枝葉となる知識を身に付ける。もっと後で、他のトレーダーの無駄話を聞きましょう。
本屋へGO!
9 持ち合いはまず、レンジ域。
持ち合いは伸びずに、上がっても下がり、下がっても上がるという事ですから
伸びる!と思っていないのなら問題なくやり過ごせます。
では、どうやったら持ち合いを認識出来るのでしょうか?
値幅の上限と下限を知る事です。
抵抗帯と支持される値位置。この2つを知っておく必要があります。
ただ、これらのポイントはケースバイケース。どこで上昇が止まってなかなか越えられない、どこまで下落したら買われる、という事が見えていなければなりません。
ケースバイケースである以上、ここで明確には書けません。
チャートを研究し、経験を積み、このレンジ域が見えるようになったら
上昇したら売り下落したら買う事が出来るようになり、そうなれば持ち合いでトレードが出来ます。
一番簡単な持ち合いの見抜き方
とは言え、フィボナッチを教えて来ましたので、レンジ域は分かります。
それはフィボナッチによる抵抗です。
フィボナッチとは割合なので、安値圏と高値圏がはっきりしています。今が安くて買い場という事が分かるというわけですね。
例えば、上昇から7割戻したら底値に損切りを置いて買う。このような売買方法があります。簡単ですよね?(笑)
これが出来るだけで二番底では買えます。
しかし、その二番底からの上昇も、前の高値を越えられなければやはり安値圏へ戻ってきます。
であれば、底と前の高値にフィボナッチを引いてみて下さい。
フィボナッチのエリアを抜けるまで、持ち合いは続きます。
まずはこのような単純な使い方でも、フィボナッチはOKです。シンプルなものほど実は機能するのも事実。え?こんなに簡単な事だったの?という程度のものなのです。
10 動画でお悩み相談。逆張りで勝つ方法
順張りと逆張りの違い
順張りは時間と共に利益が伸びますが、逆張りは時間と共に利益が減るというのが基本的な原則です。
ここから導き出される答えは、順張りは放置しても良い。逆張りなら即利食い。
価格はトレンド方向へ進みますので、
トレンドに逆行する逆張りの場合は利食いを早める必要があるからです。
ただし、押し目買いや戻り売りなどで、トレンド方向へ沿っていて有利な値位置を掴んだ場合。この時は話が変わります。押し目買いした後でトレンドが再開するわけですから、ポジションを長く保有出来ます。
逆張りの悩み。どうやったら逆張りで買えるのか
分割して買います。2枚、2枚、3枚、5枚など。ただし、底になるという明確な根拠と、損切りの位置が必要です。そうでなければ、損失が膨らんで行くでしょう。
- まずは、支持線となるラインを出せる事。
- 次に、下落目標値が出せる事。
この2つが出せるのなら、逆張りが成功する可能性があります。
分散して買う事でもしも負けた時にも損失を小さく抑える事が出来ます。小さな枚数で安値で買い、上昇に転じてから枚数を増やして行きます。
逆張りならフィボナッチを使いましょう。押し目買いなら移動平均線で出来る場合もあります。出している移動平均線の数値が間違っていないのなら。
ただ、移動平均線で底値や天井での売買は無理なので、フィボナッチが必要です。フィボナッチは最高値でも最安値でも押し目でも戻り売りポイントでも全てに使える反転するラインとなります。そして、正確に反応するでしょう。
順張りの悩み。高値掴みしてしまう・・
高値掴みする場合は、慌て過ぎです(笑)。
伸びる事を、伸びる前に察知しましょう。つまり、ベストな選択肢は押し目買い(逆張り)という事になってしまいますが(笑)。
タイミングさえ掴めれば真ん中の値位置位からは買えるはずです。伸びる時間帯、伸びる期日(SQ日前など)を知っているだけでもタイミングは掴めます。
伸びる時に買うか、戻った時に買うか。この2択があります。
伸びた後で買うのは、さらに続伸するという環境認識が無ければやってはいけない売買でしょう。
または、ラインブレイクで買う事。
ラインを出せるなら、ラインを終値が越えたのを確認して買います。ラインをブレイクしているわけですから、次の終値までに続伸するはずです。
インジケーターに頼ると、明確なラインが無いので高値掴みをしてしまいがち。
飛びついて買うのではなく、ラインへ戻してから押し目買いをする。または、ラインブレイクした事を確認してから買う。
このようにライントレードを行うのであれば、高値掴みをするという失敗は起こりにくいのです。
以上で、5分で分かるFX全10回は終了です!
お疲れ様でした。