ギャンの神秘 – 相場構成と起承転結 & トレンドラインとの違い

  • この記事は応用講座の最後です。相場構成と相場の起承転結について学べます。
  • ギャンVSトレンドライン企画も。ギャンファンは本当のトレンドラインと呼ばれます。本当なのか?

ギャンの神秘(起承転結が分かる!?)

前置き;ギャンとは?

ギャンとはW.D.GANNのことで、戦後まで生きたアメリカの名物トレーダーです。彼は「テクニカルの祖」とも呼ばれていて(凄いですね)、日本円の戦後の価格360円も彼の手法が基になっている?という話も・・。
詳しい話は基礎講座で!→「ギャンを知る[ギャンファンの引き方・使い方][W.D.GANNとは?]

そんなギャンが残した名言には「28のルール」というものがあります。相場格言のようなもので、私も現代風に解読してよく講座の中の動画に組み込んでいます。ご興味がある場合はこちら→「フィボトレーダーへの道編。技編(無料コース)

前置きはこのくらいにして、この記事では次の2つのテーマでお届けします!

ギャンについての基礎知識☆

ギャンファンを検索すると、月間50人。W.D.GANNは0人(笑)。ということだったので、おそらくあなたもギャンについての知識がないはずです。そのため、『よく分からない!』という場合は次のタブを開けて勉強しておいてください。

なお、ありがたいことに2025年時点でギャンファンの検索結果で私のサイトが検索2位9位を獲得しています!

ギャンファンとフィボナッチファンの違いやギャンファンの検索結果
ギャンファンとフィボナッチファンの違いやギャンファンの検索結果
  • 2025年10月時点でギャンファン9位、ギャンファンとフィボナッチファンの違いで3位獲得☆

ギャンを使った投資法BY 3starter.jp

  • ギャンファンとフィボナッチファンの違いで2位獲得☆

フィボナッチとギャンの違い(シンプルに解説)

※この2位の方は毎週ライントレーダーズ通信(メルマガ)で相場分析を配信しているブログです。ライントレーダーズ通信に参加しておくと、翌週どうなるのか?が分かるようになるかも知れませんね。

ギャンファンとは?

ギャンファン
gann fan

ギャン(W.D.GANN)のツールには様々なものがあります。

これはギャンファン

一番有名なツールで、英語では「gann fan」と言います。

その他に、ギャンリトレースメント、ギャングリッド、ギャンスクエアなどがあります。

【参考記事】この記事も専門的ですが内容は深いです!「ギャンスクエア・ギャンファン・ギャンリトレースメントまとめ」(メインホームページ)


ギャンファンの引き方の種類

開業時2012-2013から販売している「ギャン大事典」ではギャンファンの引き方を3つご紹介しました。

※ギャン大事典は現在、当サイトで「相場大事典」というセットで販売中♪

  • 正統派の引き方(一般的な引き方)(Traditional)
  • 実用的な引き方(Useful One)
  • オリジナルの引き方(Only One)

ギャンファンには引き方が3つあり、その内の2つは私が開発した引き方です。

これらは「一般的な引き方」よりも次の点で優れています!

  • 押し目買いのしやすさ
  • スケールを動かしてもずれない点

私が開発したオリジナルのギャンファンの引き方は、はっきり言ってかなり機能します※もちろん有料です



相変わらず美しい・・・。

ただ、ため息が出るような美しいラインですね。

と言われても気持ちが悪いかもしれません(笑)。

しかしよく見てください。

美しく、値動きにフィットしていると思いませんか?

ギャンファン
gannfan

全てが自分のテリトリー

ギャンファンはエリアが広いのが特徴です。

取引出来るのは、このエリアから出るまで。その全てが自分のテリトリー(領域)です。

テリトリーに居る間は取り放題。そう解釈して頂いて結構です。

幅広いエリアで攻撃を仕掛けられるのが、このギャンファンです。


ちなみにギャングリッドは・・・

ギャングリッド
ganngrid

ずっと前の方に引いたのですが、恐ろしいフィット具合。ラインに沿って相場が動いています。※少々見にくい色でごめんなさい

ギャングリッドについて今回はお話ししません。

この応用講座ではギャンファンの、私が開発した引き方ではないものを一つお伝えします。


前置きはこのくらいにして、今回の企画に移りましょう。

ギャンファン VS トレンドライン

第一問 底値からの立ち上がりのシーンでのギャンファンとトレンドライン

ギャンファン VS トレンドライン
ギャンファン VS トレンドライン

このユーロドルの底値からの立ち上がり。トレンドラインは底→2番底に引いてあります。そして、ギャンファンはオリジナルの引き方(引き方は言いませんが普段使っているもの)。

※なお、フィボナッチと水平線・ピボット比較は前の記事で読めます

どちらが有効に相場に働いているでしょう?

上の図ではトレンドラインが緑色、ギャンファンが青色で表されています。
  • トレンドラインで跳ねたのは2回。その後はラインが1本しかないので機能していません。
  • ギャンファン1回目~5回目の天井での反落、最後の押し目での反発。その後の小さな反発全て。

結果は圧倒的にギャンファンの勝利!トレンドライン2回の反発に対して、ギャンファンの反転は10か所以上だからです。

ギャンファンで買う時の拡大図
ギャンファンで買う時の拡大図

どうでしょう?(笑)この機能具合は・・。

今までこれらのラインが見えていましたか?

そもそも日本では検索月間50名でしたが、アメリカでは伝説の相場師ギャンです。知らずに今までトレードしていたのではないでしょうか。

斜めのラインはトレンドラインが全てだと(笑)教えられて、これまでやって来たのなら
「米国にはめられた」と言っても過言ではないかも知れません。

ここで実際に跳ねるということは、資金を動かせるほどの会社が買っているという意味ですので、知らなかった人はカモ。事実としてそういうことになります。

ただ、安心してください。

米国にカモられている日本人トレーダーを救いたくて私が研究しているので。

第二問 天井での駆け引きが実はギャン

トレンドラインで天井圏は売れないかも
トレンドラインで天井圏は売れないかも

直近の日経平均高値です。この時、下落基調で切り下げて行っていました。

トレンドラインしか知らない皆さんはこの時売れたでしょうか?

一つ、見えていなかった斜めのラインがあるのではないか・・。そう思ったあなたは勘が良い!

トレンドラインとギャンファンが描かれた株価チャートの画像.
ギャンファンとトレンドラインの分析 天井圏での駆け引き※日経平均

ギャンファンできっちり抑えられていました。

嫌な持ち合いもギャンファンのエリアだったから。※4×1~8×1

他、ほぼ全ての高値安値がギャンファンで反転していたことを知っていましたか?

上の図ではトレンドラインが緑色、ギャンファンが青色です。

  • トレンドラインは天井と最初の高値に合わせて引くので、それ以外でカウントします。
    ・・7回ですね。よくて8回。
  • ギャンファンで反転したポイントの数は・・19回でしょうか。

結果、圧倒的にギャンファンの勝利!当たり前です。いつもそうなので。

※これらの検証は全て、都合が良いシーンを選んでいるわけではなく、記事を書いている直近の相場で表示されたままに行っています。トレンドライン派(笑)ならばご自身で検証してみてください。どうあがいてもギャンファンの有用性はぬぐえないと思いますが。

これまで学んだフィボナッチとギャンを合わせて、株価指数の反発を買う方法

ギャンだけではなく、フィボナッチを含めた実際の分析 4時間足版
ギャンだけではなく、フィボナッチを含めた実際の分析 4時間足版

もういい加減、事実を突き付けすぎて、フィボナッチもギャンも機能しすぎることが分かったと思いますので最後に

全て(でもないですが)を使ってどうやって買うのか?を解説しておきます!

上の4時間足チャートを見ると分かるように、跳ねた理由は
次のテクニカル的な理由です。

  • ギャンファンの1×1に付いたから。
  • エクスパンションの1に付いたから。そして1.272には付かなかったから。
  • 普通のフィボナッチの0.618に丁度付けたから。

以上です。

そして高値を越えて伸びた理由は、値動きのルール2の目標値が高値越えにあるから。目標値丁度まで週末に伸びました。※ちなみにこの目標値と同じものでナスダックは下落しました(これは夜間だったから)。

45,888.12円のオンライン株価チャートとトレーディング分析、フィボナッチリトレースメントとエクスパンション、ギャングファン、目標値設定に関する詳細解説。.
日経平均1時間足チャート 2025/10/3時点

これが1時間足です。どうでしょう?

  • フィボナッチの0.618とギャンファンで跳ねていますよね?
  • そして、2番天井を越えたので続伸が確約されています。

以上が簡単なフィボナッチとギャンの手法です。

私にとっては当たり前ですが、結構この辺りのことが見えていないトレーダーが多いようです。これらの真実を知りたい場合はいずれかのコースに参加してみてください。

スリースタータードットジェーピーはボランティアではないので、会員様だけに勝ってほしいと思っています。一般のトレーダーは別の宗教みたいなもので(笑)、どちらかと言えばライバルです。

ただし、たとえ安いものでもご購入頂いた方へのサポートは、続けられる限り何度でも受け付けています。

しかしいくら事実を話しても、自分が受け入れたくないものは否定したくなるのが人間ですから(笑)、このままトレンドラインと水平線の世界に戻って頂いても全く構いません。

ここからは相場構成とギャンによる起承転結の話です!

※なおここからは前述したように、
「正統派の引き方(一般的な引き方=W.D.GANN推奨の引き方)」を中心にご説明します。


相場の原理原則

ギャンファンの特徴は2つあります。エリアが広いことと、もう1つ。

『相場の原理原則』に沿ってラインが引けるということ。

  1. 下落からの一旦の上昇
  2. 今までの売り圧力が再開し、再度売られる
  3. 持ち合い気味に安値を切り上げていく
  4. 上昇するも、ある値位置で売られる
  5. 安値を試しに行く
  6. 安値を切り上げる、または一回割れてから再上昇
  7. 急激な上げが生まれる
  8. ある方向へ上下しながら向かっていく
  9. ターゲットに達して下落する
  10. ある値位置まで下落するとまた一旦の上昇

この一連の流れをギャンファンは表してくれます!


gannfan
gannfan

人の感情そのものを表すライン

心模様が織りなす相場構成、それが値動きの真相とも言えますが

いつからかそれは
ある種のパターン化を始めました。

値動きが解析され、「こう動く」という事が分かる投資家が増え、それゆえにより強固なものとなった値動きは
パターン相場構成と呼ばれています。

3段上げの2段下げなどもそうです。エリオット波動原理の話です

そう決まっていたわけではなく、いつの日からかそう決まってしまったのです。

この下落からの立ち上がりの話も、元々決まっていたわけではないでしょう。

ですが、毎回のようにそうなる。

分かっているから私もエントリー出来るし、知っている人は皆同じところでエントリーします。

だから、多くの場合で暴騰になります。

デイトレードでは
買った5分後にはロケットのように上昇して行くのが普通です。

その瞬間が分かるのです。

なぜなら、毎回同じだから。

それはフィボナッチを使っても出来るし、このギャンファンを使っても出来ます。

毎回決まった相場構成でエントリーする理由はそういう事なのです。

今はまだこの意味が分からなくても
全ての講義を終えた後、何度でも復習してくださればご理解頂けるでしょう。

ぜひ最後までお付き合いください。そして復習するようにしてくださいね。


ある方向性へ

先ほど、「ある方向へ向かって行く」という話をしました。

忘れていればこの下にも書いておきましたので読んでおいてください。

相場構成を学ぶ ギャンによる、気付き
相場構成を学ぶ

『相場の原理原則』に沿ってラインが引ける!

  1. 下落からの一旦の上昇
  2. 今までの売り圧力が再開し、再度売られる
  3. 持ち合い気味に安値を切り上げていく
  4. 上昇するも、ある値位置で売られる
  5. 安値を試しに行く
  6. 安値を切り上げる、または一回割れてから再上昇
  7. 急激な上げが生まれる
  8. ある方向へ上下しながら向かっていく
  9. ターゲットに達して下落する
  10. ある値位置まで下落するとまた一旦の上昇

この一連の流れをギャンファンは表してくれます。


ギャンの真ん中のライン

1×1(ワンバイワン)と呼ばれるギャンの真ん中のライン。

これが相場が向かう方向です。

※下記「45度の引き方」をした場合の考え方

周りのラインにぶつかっては戻り、ぶつかっては戻り‥を繰り返して
この真ん中のラインへ。

真ん中のライン(1×1)が向かっている方向へと進もうとします。

ワンバイワン 1×1
ワンバイワン 1×1へ向かって進む

これ(1×1)が斜め45度だという考えが、相場の通説です。※ギャン先生の理論です

ですが、私はそれが必ずしも正しくはないことを知っています。

値動きが毎回、45度へ進みますか?

(笑)

そこでオリジナルのギャンファンの引き方を考案しました。

この正しく引けているラインがそうです。

これを「オリジナルの引き方」と呼んでいます。


ですが、まずは基本ですので
今回は下記の「45度の引き方」を覚えて頂きます。

45度

45度のライン

45度に引き直すとこうなります。

「ああ、なるほど」と思って頂けましたでしょうか。

そうです。これも機能するのです。

この「45度の引き方」が基本です。

毎回正しくはないし、これだけではもっと美味しいギャンファンで取れる部分を逃してしまうでしょうが(例えば天底とか)、

だとしても知っておくべき事です。

 

ちなみにこの45度は本当に一般的です。

是非覚えておいてください。


他の例

オリジナルの引き方の1
オリジナルの引き方
45度の1
45度の引き方

45度の注意点と問題点

4:3比率のモニターですか?あなたは

4:3比率のモニター(昔ながらのブラウン管テレビのような比率)で行うのが正しいとされています。むしろ、正方形のモニターをギャンは推奨しています。

ギャンファンを45度に合わせて引く時、本当はW.D.GANNがやっていたように
チャートは正方形がベスト

しかし正方形のモニターはないので、「4:3のモニターならまだ近い」ということです。※彼はモニターではなく、紙に書いていました

現代のモニターは多くが16:9比率。
少々横長の、液晶テレビと同じ比率になりました。

※なぜならパソコンで動画を見る人が増えているから。今さら4:3のパソコンモニターでは売れません(笑)。

このパソコンモニターのサイズが一つ目の問題点です。

つまり、ギャンの推奨する
「正統派の引き方」斜め45度にギャンファンを引く事が出来ないのです。

そしてもっと大きな問題があります。

チャートのスケールによって45度は位置が変わってしまう?

チャートの多くは自動スケールですし、
時間軸を変えたりマウスでスクロールしたりすると、ラインの位置が45度から移動してしまうかもしれません。

これは仕方がないことなので、
45度の引き方を使うならスケールを動かさないようにするか、新たに引き直してください。

これらの問題点を解決するために、私は
「如何にスケールを変えようとも、変わらない引き方」を考案しました!

ところが、それが正解だったようで(笑)
値動きにかなりフィットします。

せっかく正確に45度に合わせたラインがずれるのが嫌な方は、私が発案したその他の2つの引き方を使うようにしてください。

(「オリジナルの引き方」と「実用的な引き方」と呼んでいます)

スケールを変えると‥こうなる

先ほどのチャート2つは、「オリジナルの引き方」と「45度の引き方」でしたね。

それではスケールを変えてみます。

45度の場合

45度の2
45度の2

ん?

めちゃくちゃきれいに機能してないか?と思われたかも知れません。

そうなのですが、先ほどのチャートと位置がずれています。

スケールを変えただけで。


45度のラインは太い赤いライン。小さく下の方に45度と書いてあります。

前のチャートはこちら。

45度の1
45度の1

赤いラインがずれていますよね。

つまり、マウスをスクロールするたびに赤いラインからどんどんずれて行くので
赤いラインに真ん中の1×1(ワンバイワン)を合わせ直さなければならない・・。

なぜなら、「45度に1×1を合わせる」というのがこの引き方だから。


オリジナルの引き方の場合

オリジナルの引き方を比較します。
この引き方はワンバイワンを45度に合わせるわけではないので、常に同じポイントに当たります。

オリジナルの引き方の2
オリジナルの引き方の2 (※中ほどの途中で切れている赤色のラインは45度のラインなので関係ないとする
オリジナルの引き方の1
オリジナルの引き方の1

チャートの値動きの、常に一定のポイントに当たっていますよね?

だから、マウスをスクロールしようとも
時間軸を変えても(あまり大幅に変えるとダメですが)
変わらずに機能するから信頼出来るラインとなる。

こういう事です。


正統派vsオリジナルの引き方比較【まとめ】

今回、45度のライン(これを「ギャンライン」と呼ぶ)に1×1(真ん中のライン)を合わせて引く方法を学びました。

しかしながら、一般的な45度に合わせるギャンファンの引き方には問題点があり、この2つをクリアする必要があります。

  • 4:3のモニターが相応しい
  • スケールを変えてはいけない

マウスの真ん中にある、スクロール出来る奴(笑)で、クルクルしたらもう終わりです。

私自身ギャンファンはいつも使っていますが「オリジナルの引き方」しか使いません

信頼に値するラインはこれだけだから。

オリジナルの引き方では、どのモニターでもスケールを変えたとしても
この広いギャンファンのエリアから出るまでは延々と機能し続けます。

とりあえずこの話は以上です。

※あなたが頭の良い方で、文字だけではややこしいこの話を理解されている事を祈って終わります。応用講座のここまで読めているだけでも、かなり優秀です。長い間ありがとうございました!


「オリジナルの引き方」を学べる教材・動画コース

オリジナルの引き方を含む3つのギャンファンの引き方について学ぶには
「ギャン大事典」をご利用ください。

ギャン大事典は「相場大事典」「FIBO&GANNライントレードマニュアル」に含まれています。

なお、今はプログラマーFUKUさんに作って頂いて、「クリエイトギャンファン」というMT4MT5でも正しくギャンファンが引けるツールがあります。

あなたがもし、Tradingview専門ユーザーではなくてMT4かMT5で勝負している方なら購入した方が良いです。

もちろん多くはFUKUさんの収益になるというものですが、これを使わない限り正しく引く事は出来ないから。

ギャンファンユーザーへ

もしかして、目分量でラインを引いていませんか?

今はドラッグアンドドロップしたら自動で正確なラインを引ける時代です。

1mmでもずれたらその後のラインが変わって来るのに、そのラインは本当に正確ですか。

なお、すでにTradingview版の正しくギャンファンを引けるツールもFUKUさんに作って頂きました!今はもしかしたら当サイトで販売しているかも知れません。

クリエイトギャンファンとは?

CreateGannFan クリエイトギャン
クリエイトギャンファンはFUKU袋に含まれています!

このFUKU袋には、資金管理ツール(一括利食い・分割指値のツール)と、動いた時に通知するシステムが含まれているため、

例えばXMなどでトレードしていたり、フィントケイなどの挑戦をしている場合
こういうツールを使わないと不利すぎます。

資金管理をとにかく求められるのがトレードです。

まとめて手にしておいてください。


相場の起承転結(きしょうてんけつ)とは?

先ほどの、「下落からの立ち上がりの10項目」を覚えていらっしゃいますか?


もう一度載せておきます。

  1. 下落からの一旦の上昇
  2. 今までの売り圧力が再開し、再度売られる
  3. 持ち合い気味に安値を切り上げていく
  4. 上昇するも、ある値位置で売られる
  5. 安値を試しに行く
  6. 安値を切り上げる、または一回割れてから再上昇
  7. 急激な上げが生まれる
  8. ある方向へ上下しながら向かっていく
  9. ターゲットに達して下落する
  10. ある値位置まで下落するとまた一旦の上昇

この6と7辺りまでが相場の起承転結の「起」と「承」です。

下落から立ち上がり、安定して上昇を始めるまでの値動き。

起承転結
起承転結

下落からの立ち上がりです。

下落して来た反動で、急激に上昇を始めます。

最後の方で売った人を根こそぎ損切りの刑に処する恐ろしい上昇。

だからこそ、急な角度での一気に駆け上がる上昇になります。

主に『フィボナッチ大事典』や『値動きのルール』などでフィボナッチを勉強していれば天底で買いエントリー出来ます。

知らなければ無理ですので、ここはいさぎよく諦めましょう(笑)。

なぜなら、知らずに底を狙ってエントリーすると

そこは「底」じゃなかった・・・となるからです。

ただただ損をします。

ここではしっかりと見定めてから!

この上げは通常、一度戻って来ます。

※中には戻って来ないものもあります。上のチャートは戻って来ていませんよ。

→なお、下落目標値と反発ポイントを合わせて底値で買うのを私自身は得意としています。


安値を切り上げて、徐々に角度を付けて行きます。

一気に上昇するように見えても、後から見ればここでの上昇など小さなものです。

最安値を切り上げてるので大底ではないが、
その後上昇すると思って買いを入れる場面。

最初の暴騰のイメージがまだ残っており、比較的上昇しやすいという心理的背景があります。

気を付けなければいけないのはこの時、
安値を切り上げるはずが、わざと安値を割り込む場合があります。

理由は当然、安値で買った人を損切るためです。

 

この安値割り込みで跳ねる値位置はフィボナッチやギャンファンを勉強してるなら予め押し目が分かるので、
押し目が買い出来ます。

※立ち上がりの値動きはゆっくり‥。
伸びたら戻る、伸びたら戻る…とじれったいので注意しましょう。

起承転結
起承転結

急激な上昇に変わります!

上昇の前は損切りをさせてから※これが定番!

というのはよくある基本的な値動きなので、無茶な買いを入れている人(枚数オーバー)や
損切りが変な位置にある人、行動が遅くて”今さら”買っている人は損切りに合うことが多いでしょう。

ここでようやく買える人は、
スキャルピングで何PIPSか抜きたいという人か、手遅れなトレンドフォロワーでしょう。

 

『承』の”じわじわとした上げ”の後の大きな上げは取りやすいので、
上がる直前に買うというのはアリです。

※上昇し終わってから買うのが上記の人(振り落とされてしまう人)です。

起承転結2
起承転結

最後は、目標の値位置まで上昇して終わります。

この目標値はフィボナッチで算出することが出来ますが、ギャンファンに丁度ぶつかる時もあります。

伸び切って最後にギャンファンに当たったら売り場!

売るタイミングとしては、ギャンファンを明確に陰線で割り込んだ時。

この時からが売り場です。

しかしながら、上の写真のように
「切り下げ」も確認してから判断した方が安全でしょう。

 

また、多くの『結』はこの写真とは違い、暴騰します。

これでもかと思われるくらい暴騰します。

まだ勉強途中であれば、迂闊(うかつ)に売るのだけはやめておきましょう。最後の暴騰を売るのは自殺行為です。

※切り下げまで待って下さい。そしてラインを割れるまで。


もう一度「起承転結」の写真をご覧ください

起承転結3
相場の起承転結を表すギャンファン

もう一度見てみてください。

相場構成の意味が少し分かって来ましたでしょうか。

この相場構成に沿ってギャンファンがあります。

いや、ギャンファンに沿って、相場構成があります。

なぜギャンを勉強しなければいけないか?

その答えがここにあります。

ギャンファンを一度付けてから、上昇したり下落したりするからなのです。

ギャンファンさえ引いてあればそのタイミングが掴めるというわけ。

 相場構成や起承転結をパッと把握出来て、売買ポイントにもなる!

そんなツールがギャンファンなのです。


応用講座の最後はこちら!

正しい3つの引き方(何をすべきか)

トレンド画像
ギャンファン、最高ですが・・

正しい3つの引き方、というタイトルを付けてしまいましたが、これ以上は秘密にしておきます。

完全に業務秘密です。

秘密の粉がいっぱい入っています(笑)。秘薬が。


何が出来るようになるのか?

代わりに、3つの引き方で「何が出来るようになるか」をお話しします。

3つの引き方とその使い方、使えるシーン、全てのテクニック。

 これを覚えたとして、あなたに何のメリットがあるというのでしょう。

起承転結ごとにお話しします。


起において

最初のフェイクの上昇を売り、大底を割れた本当の大底でエントリーが出来ます。

つまり、損切りに合うことなく、一番の安値で買えるということ。

しかし、あなたが買い逃してしまったとしても、まだ手遅れではありません。

『最初の上昇を買い損ねた時にどうしたら良いか』。
これを考え抜いて発案した引き方が「オリジナルの引き方」と呼んでいるやり方だからです。つまり押し目で買います。※押し目買いに特化している引き方


承について

ギャンファンを越えることで「これは『承』なんだな」、と直感的に理解出来ます。

じわじわとラインを越えていきます。

ラインの値幅分上昇しては下がり・・また上昇して行きます。

ギャンファンが引いてあればベストな値位置でエントリー出来ます!

※つまりここでも押し目買いが出来る


転について

『転』の最初に起こり得る、損切りさせるための下落

これからが大きな上昇だというのに、ここで損切りに合っていては話になりません。

この下落はギャンファンを支えにして上昇することがほとんど。

つまり、正しくラインを引けていれば、この最高のタイミングで買えます。
※正しく引けた場合に限ります

上昇し切ってから買ってしまう、「高値掴み族」(たかねつかみぞく)
からの卒業です。(笑)

※高値掴み族の事を、通称『カモ』と呼んでいます。

今後はぜひ押し目や伸びる直前のタイミングで買いを入れるようにしてください。


結について

伸び切った最後の最後、まだ上昇するかという上昇から一気に来る下落

もはや買う事も売る事も出来ず、制御不能!

安値で買っていない人には何一つ出来やしない
鬼のような暴騰と暴落。

値動きの暴力と呼ぶに相応しい攻撃的な上昇相場。

それが『結』です。

でもあなたにとっては簡単な事です。

ギャンファンに当たったら利食いをして、

ギャンファンを越えられずに明確に陰線で割り込んだ時点でショート(売り)を入れるだけです。

もちろん、フィボナッチも同時に使って、正確性を増しておくことを忘れずに!


以上が相場の起承転結の解説でした。
上下逆にすれば
(相場構成は変わる事が多いが)売りでも使えます。

※下落相場の注意点も書いておきます


下落相場は?

下落相場には下落相場のやり方があります。

  1. 上昇と下落のスピードは違います。(じわじわと上げたものはドーン!と下げる)
  2. ギャンファンなら丁度良い戻り売りポイントで売ることが出来ます。
  3. ギャンファンへ落ちて行き、ギャンファン通りに下落して行きます。

詳しくはギャン大事典で。※リンクはフィボナッチ大事典とのセットです

大事典というからには、内容は相当濃いです。

大事典シリーズは特に濃厚な内容がウリ。

そもそも、ギャンファンはMT4のデフォルトのものでは正しく機能しません。

MT4で正しく使える方法も載っています。

ギャン大事典は、まさにトレードに必須のアイテムでしょう。


応用編、終わりです!

長いようで短かった応用講座がついに終了しました。

お疲れ様でした!

ここまでの技術だけでも相当レベルアップして頂けたと思います。

 

お付き合い頂き、ありがとうございました。

技術や考え方、フィボナッチとギャンの手法を今後もご利用ください。


最後に…

本当に申し訳ないですが、また厳しいことを言わなくてはいけません。

今まで一生懸命説明して来ましたが、この程度の情報だけではフィボナッチとギャンを理解したとは絶対に思わないでください。

実際はもっと深いですし
デモトレードで練習、そして過去検証をしっかりやり込む必要もあるでしょう。

また、使い方や引き方も公開出来るレベルでしか書いてありません。

 

もしFXをされているのなら、次の一万通貨は取引するのをやめて

上の大事典シリーズなりを買って頂いたのであれば、フィボナッチとギャンのツールは引けるようになります。

※「一通りツールを使いこなせるレベルになる」のが大事典シリーズの目標です

 

ではこれで言い残したことはありません。

応用編、お疲れ様でした!

ぜひ今後も勝ち続けてください。

リンク集

  • 2025年10月時点でギャンファン9位、ギャンファンとフィボナッチファンの違いで検索3位獲得☆

ギャンを使った投資法BY 3starter.jp

  • ギャンファンとフィボナッチファンの違いで検索2位獲得☆

フィボナッチとギャンの違い(シンプルに解説)

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ギャンスクエア・ギャンファン・ギャンリトレースメントまとめ

  • 基礎講座にもギャン関連の記事があります。

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  • ギャンが残した名言「28のルール」にご興味がある場合はこちら

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ツールを手に入れる?それとも、そもそもの使い方を学ぶ?

  • クリエイトギャンファンの方でも使い方の動画コースが付いていますのでご安心ください。
  • また、ギャン大事典には昔使っていたギャンファンスクリプト(MT4版)なら付いています。